美容外科

診療案内

シミの治療

シミといってもいくつかの種類があり、すべて同じ方法で解決するわけではありません。また時に外科的治療を要するような腫瘍が混在していることもあります。当院では保険外診療として以下のような方法を用いております。

1.メソアクティス

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今まで注射でしか成分を浸透させることが不可能と言われていた、ヒアルロン酸や、COQ10など様々な美容有効成分を、お肌にダメージを与えることなく無痛で導入できます。肌の状態にもよりますが、月に1〜2回定期的に行うことで、より効果を増していきます。もちろん1回でも透明感やモチモチ感が出て、その後の化粧品の浸透の良さが実感できます。まれに通電時の違和感や導入物質へのアレルギーがみられることがあります。

2.ルビーレーザー

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レーザー光によりメラニンを破壊する治療法です。傷跡になることはほとんどなく、1回の治療で結果が得られることが多いのですが、1週間ほどかさぶたになることとその後の色素沈着が収まるのに3~4ヶ月を要することが欠点です。外用の併用療法は必須で、時には内服の治療も行っていただきます。ある程度の大きさの斑状のしみによい適応です。

3.BBL

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IPL(インテンシブパルスライト)治療のひとつです。レーザーと異なりシミだけでなく赤みを改善したり肌に張りをだすなど複数の効果を持つ光を照射します。1回当たり顔全体を治療しますのでそばかすや顔中に細かいシミのある方に最適です。しかし1回あたりの効果はレーザーに遠く及ばないため月に一度で5回の治療を行います。かさぶたにならないため徐々にきれいになります。これでとりきれないものだけ後日レーザー治療を行うのが一般的です。

4.ハイドロキノン外用

塗り薬でシミを薄くする方法です。通院回数もすくなくかさぶたになったりしないことが利点です。ですが、治療効果がどれくらいで出るか不明であることと時折かぶれることがあるので、上記のレーザーやメディラックスの補助療法としての使い方が多いようです。肝斑には内服+ハイドロキノン外用をお勧めします

5.肝斑トーニング

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これまでレーザー治療が禁忌とされていた肝斑の治療に関して、近年レーザーを低出力で繰り返し行うことで改善がみられることが明らかになってきました。
内服(自費になります)とイオン導入を併用で2週間前後ごとに4〜5回程度行っていただきます。この方法を「レーザートーニング」と言います。当院ではキャンデラ社製ピコレーザー「ピコウェイ」を使用しています。特に強い痛みはなく、痂皮や腫れなどもおこりません。一般的には内服治療で改善がみられなかった場合にお勧めしています。あまり間を開けてしまうと効果が薄くなってしまうようです。効果が出ない方あるいはまれですが肝斑の悪化や色素脱出などのリスクがあり毎回診察をして経過を見ていきます。

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6.ピコレーザー

シミやタトゥーの治療に用いていた従来のQスイッチレーザーは照射時間(パルス幅)がナノ秒(十億分の一秒)単位でしたが、ピコレーザーは一兆分の一秒単位(ピコ秒)まで縮めたレーザーです。パルス幅をごく短くすることでメラニンや色素の選択的破壊をすることが可能となり正常皮膚へのダメージが軽減されます。
ナノ秒単位以上のレーザーは光の吸収による熱破壊による作用であるのに対し、ピコレーザーは光音響効果(衝撃波でターゲットを破壊する)でも効果を発揮します。この作用のため周囲の組織への影響が少ないと考えられます。
当院ではシネロン・キャンデラ社製のピコレーザー「ピコウェイ」を導入しました。Qスイッチルビーレーザーの苦手な薄いシミの治療や全体の細かいシミに対して比較的ダウンタイムを抑えた治療が可能となりました。また、レーザートーニングもピコレーザーを使用することで効果が高くなっています。
通常は1週間くらいの痂皮形成とその後のレーザー後色素沈着をともないます。トータルの改善に要する期間は4か月程度と見ています。

通常のしみ治療の場合、1週間の痂皮、その後の色素沈着が起こることがあります。また、複数回の治療になる可能性もあります。

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